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【西洋医学VS東洋医学】 結局どっちがいいの?〜東洋医学の強み編〜

2018.05.17 | Category: 東洋医学

 

 

 

こんにちは!

松山鍼灸整骨院 三浦です。

 

前回までは「西洋医学の強みと弱み」についてお送りしました。3回目の今回は「東洋医学の強み」をお届けいたします。

 

 

 

そもそも東洋医学ってなに?

 

 

まずはじめに、東洋医学の歴史を少しお伝えしたいと思います。東洋の伝統医学を大きく分類すると、ユナニ医学(イスラム医学)、アーユルヴェーダ(インド)、そして中国に起源を持ち東アジアに広まった中国医学があります。今から2000年ほど前に中国医学の基礎が定まりました。

中国医学が、最初に日本にもたらされたのは奈良・平安時代です。

室町時代になると、中国から医師を招いたり、留学したりして、積極的な学術交流がなされました。

 

江戸の初めに鎖国が行われ、中国との交流も途絶えてしまいました。「学ぶ」時代から、自分たちで「創り上げる」時代になり、今までに学んだ灸療法、鍼療法を下地に、日本人の体質に合った新しい鍼灸医学が創り出されました。

 

現在の東洋医学とは中国に起源を持ち、日本独自で発展をしてきたものということになります。

 

 

 

 

東洋医学の分類

 

 

 

東洋医学は「鍼灸」、「あん摩・指圧」、「漢方」の3つに分けることができます。現代では「あん摩・指圧」の分野に西洋からのマッサージ、日本の柔道整復、整体などが融合して考え方や療法は広がりを見せています。

 

鍼灸・漢方の分野の多くは伝統的なものを引き継いでいます。

 

 

 

 

 

東洋医学の考え方

 

 

 

西洋医学と東洋医学の違いは、体の治し方にあります。例えば工場に機械があったとします。その機械が故障して止まってしまいました。止まってしまった原因はネジが外れてしまったことでした。ネジをはめたらまた動き出しました。西洋医学の場合は、そのネジをはめて動き出せば治ったと考えます。対処方法としては、油をさす(薬・注射)、ネジを新品に交換する(手術)ということになります。

 

 

それに対して、東洋医学の場合はなぜ、ネジが外れたかを考えます。機械のネジは機械全体の振動が大きくて、その影響で外れた可能性があります。そうなると、またネジをはめてもまた外れてしまう可能性があります。よって振動を抑えることを考えます。東洋医学では、機械を安定化させて、振動を抑えることにより、ネジが外れにくくなることで治ったと考えます。

 

 

 

 

東洋医学の4つの強み

 

 

①原因不明の症状を治療する2000年以上のデータベース

 

痛み・シビレ・耳鳴り・めまい・頭痛など、人の体の不調は様々です。その中で、現代医学での精密な検査でも原因が特定できない症状は数多くあります。しかし、基本的に東洋医学で症状を見る際に「原因不明はない」のです。それは一体どうしてでしょうか?

 

その答えは、東洋医学の歴史の中にあります。東洋医学は別名「経験医学」とも呼ばれています。人の体は科学技術が発展した現在でも、2000年前、またそれ以上前でも基本的には変わっていません。その歴史の中で、現代人、あなたが経験している病気、痛みなどの様々な症状は「過去の誰かがすでに経験していること」なのです。その症状を解消するために、どのツボをどのように使えば効果的か、どの漢方がどのような人に適しているか、症状に対しての養生法などを数百年、数千年単位で蓄積し、体系立てたものが「中国医学」であり現在の「東洋医学」につながっているのです。

 

 

 

 

 

 

②骨格・筋肉・内臓・精神…すべてを統合したオーダーメイド治療

 

 

 

例えば、腰痛という腰の「痛み」という症状であってもどのように痛むのか、どの時間帯に痛むのか、どのような生活環境なのか、元々その人がどのような体質なのかで全く治療法や考え方が変わってきます。東洋医学では、西洋医学のように「内科・外科・心療科・・・」などの分野には分かれていません。常に「人の体は一つのもの」という捉え方をしています。

そのために「原因はこれのみだ」という断定をしません。腰痛という症状であっても腰の筋肉の問題、骨の問題、内臓の問題、精神的な問題、元々の体質などそれらが複合的に絡み合って症状となっています。その様々な体の状態を考慮した上で、その人に最適な治療法を選ぶことができるのが東洋医学なのです。

 

 

 

 

 

 

 

③副作用のない自然療法

 

 

東洋医学の重要な考え方として「人は自然とともに存在している」「人の体の原理と自然の原理は同じ」というものがあります。この考え方に基づき、東洋医学の治療方法は「自己治癒力を最大限に引き出す」ことを最も重要なこととしています。痛み止めの薬で「痛み」を抑える治療方法を選択した場合でも、「最後の最後に体を治すのは自己治癒力しかない」のです。薬が切れて自己治癒力の働きが不十分であれば痛みはまた戻ってきてしまいます。このことから東洋医学では、体の仕組みや自然の摂理に逆らわずに、症状や個人個人に合わせて治療方法を選択していきます。

 

ツボの効果、漢方の効果、バランスの調整、筋肉・骨格の調整などの方法によって自己治癒力を高めることは、体に無理な負担をかけない「副作用のない治療法」ということもできます。

 

 

 

 

 

 

④予防医学の最先端

 

 

東洋医学の最大の目的は「未病を治す」ことと言われています。「未病」(みびょう)とは、まだ病気になってはいないがその前段階の兆候が現れている場合のことを指します。昨今、我が国でも高齢化社会の影響で医療費の高騰が問題になり、予防医学にスポットライトが当てられてきました。東洋医学では病気になる前の養生法や「このような生活をしているとこのような病気や症状を引き起こす」ということも細かく記されています。

 

そして、元々の体質やまだ自分でも気がつかない体の兆候についても舌・顔色・匂い・目・脈などから病気の前兆を見つけ出していきます。これは、病院の検査では問題ない程度のごく初期段階のものも含まれています。東洋医学は伝統的なものですが、予防医学の観点でみると最先端とも言えます。この東洋医学の「未病」・自分の体質を知るという考え方が広がれば医療費の問題解決にも大きな助けとなってくれるはずです。

 

 

 

 

 

 

 

まとめ

 

 

東洋医学は、数千年単位の経験からどのような人、どのような環境、どのような条件で病気になるのかということを教えてくれています。その中で、どういう考え方や治療をしていけば良いのかということはすでに解き明かされていることです。

 

それは特別なことではなく、人が人らしく自然と調和しながら生かされているという考え方に基づいています。私たち現代人は、文明の発達によりついつい忘れてしまいがちな「本来あるべき姿」を示してくれているのが東洋医学なのです。

 

次回は東洋医学の弱みについてお送りいたします。お楽しみに〜^^

 

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