手根管症候群について
その他の症状
こんにちは。今日は手根管症候群についてお話したいと思います。
手のひら側の付け根の部分には「手根管」というトンネルがあり、このトンネルの中を「正中神経」という神経が通っています。
この正中神経が圧迫されることによって痛みやシビレが発生する病気を、手根管症候群と呼びます。
シビレは親指・人差し指・中指・薬指の4指に起こってきます。
このシビレは、目を覚ました時に強く出ますが、手を振ることで楽になります。
また、親指の付け根にある「母指球筋」という筋肉が痩せていき、ボタンをかける動作やつまむ動作ができにくくなってきます。
骨折や脱臼をしたときに合併して起こることがありますが、変形性関節症や関節リウマチが要因となることもあり原因は様々です。
特に女性に多く発症し、家事などよく手を動かす作業をしている専業主婦のひとなどにもに多く見られます。
手の使いすぎが原因となっていることがよくあるので、その場合には、安静にすることももちろんですが、手首だけでなく腕の筋肉にも負担がかかっていることがあるので、腕の筋肉も一緒にほぐしてあげることによって血行が良くなり、症状の改善につながることがあります。
なので腕が硬く張っているような人にはマッサージもおすすめですよ。