【実践】大腸を整えて腰痛を解消しよう
こんにちは!
松山鍼灸整骨院 三浦です。
前回の記事では秋の乾燥が大腸の不調を引き起こし、便秘になることによって腰痛につながってしまうというお話しをしました。
今回は、大腸の働きを良くする体のツボをお伝えしていこうと思います。
大腸に関係するツボは人体に20以上存在します。
その中から厳選したいくつかをご紹介していきます。
まずは、大腸と言えばココ!というツボがあります。
それは「合谷」(ごうこく)というツボになります。
このツボは手の甲側で親指と人差し指の間にあります。
詳しい場所は添付した画像で確認してみてください。
この合谷というツボはとにかく大腸を元気にしてくれるツボです。
日々の生活やストレスで弱ってしまった大腸を整えてくれます。
腸を元気にすると腰もちろん肩こり、眼精疲労、頭痛、便秘など様々な症状の改善が見込めるので万能のツボともいわれています。
押し方は反対の手の親指でもう一方の親指と人差し指の間の硬くなっている部分を刺激していきます。
グーとイタ気持ちいいくらいのところまで押したらそこで10秒~30秒キープしてください。
これを5~6セット繰り返します。
深呼吸しながらするとなお良いでしょう。
ボールペンなどの先の丸いもので押してあげるのも良いですが、硬いものでする場合はやりすぎてしまうので刺激量には注意が必要です。
デスクワークの合間にもできる簡単なポイントですので気が付いたら実践してみてください。
腰痛の人でかがんだら痛いなど症状がある人はこのポイントを押さえながら痛みの出る動作をしてみてください。
少しでも和らぐようなら大腸が関連している腰痛ということになります。
実際の治療ではもこのツボはよく使いますし、このツボの効果をさらに高めるように組合せを考えて行っていきます。
次に、腰痛でお悩みのあなた、便秘でお悩みのあなたに、20個以上ある大腸に関連するツボの中から、効果の高いものをピックアップしてお伝えしていきます。
ご紹介するツボは「曲池」(きょくち)です。
このツボは肘の外側にあって、肘を曲げたときにできるシワの端にあります。
曲は字の通り曲がっところにあるため、池は肘を曲げると陥凹ができるので、この名前が付けられました。
東洋医学で「池」という字は血液や水分などの悪いものが溜まりやすいということも意味しています。
例えば、水が流れているホースを途中で踏むとそこから先は当然水が流れなくなってしまいます。
そして、水が止まったところも時間が経つとその水どんどん汚れていくということがあります。
これは人間の身体にも同じことが言えます。
特に関節などの曲がるところは流れを止めてしまいがちなのです。
そしてまさに大腸もクネクネと曲がっているので途中で血流、水分、最後には便も流れにくくなってしまうのです。
東洋医学のおもしろいところはこのようにある場所をそれと似た場所に見立てるというところにもあります。
このツボは肘にあるので腰痛の他に、肘の痛み、肩こり、手のしびれ、眼精疲労など合谷と同じく幅広い症状に効果を発揮してくれます。
このツボを押してあげて、腰痛など溜まってしまった体の不調をキレイに流してあげてみてください。
*ツボの押し方
親指で反対の肘を軽く曲げたときにできるシワの先端の硬くなっている部分を刺激していきます。
グーとイタ気持ちいいくらいのところま押したら、そこで10秒~30秒キープしてください。
これを5~6セット繰り返します。
深呼吸しながらするとなお良いでしょう。
ボールペンなどの先の丸いもので押してあげるのも良いですが硬いもので刺激する場合はやりすぎてしまうので注意が必要です。
デスクワークなどの合間にもできる簡単なポイントですので気が付いたら実践してみてください。
松山鍼灸整骨院の実際の治療では、このツボの効果をさらに高めるために組合せやバランスなどを考えて調整していきます。
次にご紹介するツボは「天枢」(てんすう)です。
天とは「上半身」を意味し、枢とは「要所」という意味があります。
天枢は上半身と下半身の間にあって重要なツボということになります。
図のように天枢はお腹にあって正にダイレクトに腸に働きかけるツボになります。
お腹、内臓に直接働きかけるので上手に柔らかくしてあげると即効性があります。
効果は腰痛の他に
・便秘
・下痢
・月経不順
・吐き気
・倦怠感 ・・・など
大腸をはじめとする内臓の状態が悪いと周りのお腹、腰周りの筋肉が硬くなって腰痛になってしまいます。
もちろん内側の調子が悪いとその他に上記の様な症状が出てきてしまいます。
そのような問題を解決してくれるツボが天枢なのです。
現在、日本で増加傾向にあるのが「大腸ガン」でもあります。
肉食が多くなった現代病ともいえるでしょう。
ガンまで至らないまでも、大腸の不調が腰痛をはじめ様々な症状となって現れていることが多いので
「肉は週の半分以上食べているな。。。」
「乳製品が多いかも。。。」
と心当たりのある方はぜひそちらも見直してみてください。
*ツボの押し方
仰向けに寝た状態で中指と人差し指か薬指でおへその真横、指三本分のところを押していきます。
深呼吸しながら、大きく息をはくときに合わせて押していきましょう。
お腹の奥に少し響く感じのところで止めてまた5~6回深呼吸してください。
これを2~3セット繰り返します。
敏感な場所ですので軽めを意識しておくと良いでしょう。
仰向けになれなければ、座った状態で背筋を伸ばして、あるいは立った状態でもできます。
かがんだら腰が痛いなどの症状がある人はお腹(天枢)を抑えながらその動きをしてみてください。
少しでも和らぐようであれば効果のあるポイントということになります。
松山鍼灸整骨院の実際の治療では、このツボの効果をさらに高めるために組合せやバランスなどを考えて調整していきます。
次にご紹介するツボは「手三里」(てさんり)です。
三里とは肘から三寸(指三本分)のところにあるためこの名前が付けられました。
また足にも三里があるので、それぞれ手三里、足三里といい両方ともとても使用頻度の高いツボになります。
図のように肘を曲げたときにできるシワの端から指三本分のところにあります。
以前ご紹介した「曲池」が目安になってきます。
手三里の効果は腰痛の他に…
・胃痛 ・歯痛 ・手のしびれ
・胸やけ ・口内炎 ・イライラ
・腹部膨満感 ・頭痛 ・・・など
手三里は大腸はもちろん、消化器系全般に作用してくれるツボになります。
消化器系が弱ってくると口内炎や歯の痛みにもつながってくるのでそういったものにも効果を発揮します。
また重いものを持つ仕事やスポーツなどで腕を酷使する人はこのあたりの筋肉がとても硬くなりやすいです。
腕の筋肉が硬くなると、硬くなり過ぎた方に体も引っ張られてしまうために体のバランスが崩れてしまいます。
こういった原因で腰痛に繋がるケースも多々あるのでこの場合にも手三里は有効なポイントになってきます。
*ツボの押し方
親指で反対の肘を軽く曲げたときにできるシワの先端(曲池)から指三本分の硬くなっている部分を刺激していきます。
グーとイタ気持ちいいくらいのところま押したら、そこで10秒~30秒キープしてください。
これを5~6セット繰り返します。
深呼吸しながらするとなお良いでしょう。
腰を曲げたら痛みが出るなどの症状がある方は、手三里を押しながら痛みの出る動作をしてみてください。
少しでも痛みが和らぐようであれば効果のあるポイントということになります。
ボールペンなどの先の丸いもので押してあげるのも良いですが、硬いもので刺激する場合はやりすぎてしまうので注意が必要です。
デスクワークなどの合間にもできる簡単なポイントですので、気が付いたら実践してみてください。
松山鍼灸整骨院の実際の治療では、このツボの効果をさらに高めるために組合せやバランスなどを考えて調整していきます。
腰痛や便秘でお悩みの方はご相談ください。
ちょっとの隙間でできるのでぜひ実践してみてください。
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