知ってるようで知らない「骨盤」ってなに?
こんにちは^ ^ 松山鍼灸整骨院です。
今回から数回に渡って「骨盤」をテーマにお送りしていきたいと思います。
パソコン作業を始めとしてデスクワークで、長時間イスに座らないといけない方、
スマホの使用で姿勢が悪くなってしまっている方など、「骨盤」に負担をかけてしまっている方が多いようです。
もし、少しでも心当たりのある方は骨盤や腰、股関節、そして内臓にまで影響を及ぼしてしまっているかもしれません。
まず初回の今回は、骨盤がどのようなものなのかをお伝えしていきます。
①骨盤の構成
骨盤は左右の「寛骨」、後ろの「仙骨」、仙骨に続く「尾骨」から構成されます。
さらに寛骨は「腸骨」、「坐骨」、「恥骨」に分けることができます。
このように「骨盤」はいくつもの骨が合わさってできています。しかし、手首や肩などの
他の関節のようには動きません。動きが少ないために普段の生活の中での姿勢によって、
負担が積み重なって歪みを作ってしまうのです。
また、女性と男性では、女性は子宮と卵巣があるために形が異なるという特性もあります。
②骨盤の役割
「骨盤」は人の体においてどのような役割をしているのでしょうか?
それは大きく分けて2つあります。 1つ目は「体を支える土台」になります。
骨盤は二足歩行を行う人間にとって、上半身を支え、また下半身とのつなぎ目にもなっています。
2つ目は「内臓を保護する入れ物」です。骨盤の中には大腸、小腸や泌尿器・生殖器など
重要な内臓が 収まっています。骨盤はこれらを守る役割も担っています。
③骨盤が歪むとどうなる?
では骨盤が歪むとどのような影響があるのでしょうか?
腰痛
・・・骨盤が歪むと、どうしても周りの筋肉に負担がかかってしまいます。
特に腰の筋肉は骨盤についているために影響が大きく、腰痛を引き起こしてしまいます。
肩こり
・・・骨盤は上半身を支えるという役割も担っているため、肩周辺にも影響を及ぼします。
骨盤の動きは肩甲骨の動きと連動しています。歩く時を考えてもらうとわかりやすいです。
そのため、骨盤の動きが悪くなると、肩甲骨も動かなくなり、肩こりを始め五十肩や頭痛などの症状にもつながります。
膝の痛み
・・・骨盤の歪みは下半身にも悪影響となります。骨盤が不安定になると、両脚、特に膝にかかる体重が
片方に偏りがちになります。そのために、高齢者の変形性膝関節症、マラソンランナーの膝の痛みなどにも
なる可能性があります。
内蔵機能の低下、自律神経症状
・・・骨盤は内蔵を収めているので、骨盤が歪むと当然内蔵の働きも悪くなります。
1番多く見られるのは骨盤が歪んでしまった影響で、内臓が下垂してしまう状態です。
胃腸の働きも悪くなり、便秘になってしまいます。 女性の場合は子宮や卵巣も骨盤の中にあるので、
ホルモンバランスが崩れてしまいます。冷え、のぼせや婦人科系の疾患にもなりやすいのです。
また、骨盤を構成している仙骨から自律神経(副交換神経)が出ています。骨盤が歪んでしまうと、リラックスできず、
動悸、不眠などの自律神経系の症状も発症します。
このように骨盤は人の体の構成では重要なもので、歪みが起きてしまうと、様々な体の不調につながってしまいます。
今回は骨盤の構成と、骨盤が歪むことで引き起こす症状についてお伝えしました。次回からは、骨盤が歪まないための
注意点やセルフケアなどを何回かに渡ってお伝えしていきます。 お楽しみに^ ^
松山鍼灸整骨院では、日常生活や産後で歪んでしまった骨盤、開いてしまった骨盤を調整していきます。
腰痛や肩こり、その他の症状でお悩みの方、姿勢が気になっている方はお気軽にご相談ください。
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