当院のブログ

【必見】W杯で寝不足…昼間眠たくて集中できない人へ

東洋医学

こんにちは!

松山鍼灸整骨院 三浦です。

 

サッカーW杯のグループステージも終わり、見事日本代表も予選突破!

始まる前はあまり期待されていませんでしたが、期待されていない時ほど、結果を残すジンクスでもあるのでしょうか(笑)

 

盛り上がりを見せているW杯ですが、ロシア開催ということもあり、試合は深夜の時間が多く、寝不足という人も多いのではないでしょうか?

 

何を隠そうかく言う私も、大のサッカーファンなので、日本代表のみならず、他のおもしろそうな試合もチェックしているので、寝不足が続いておりますm(__)m

 

 

 

睡眠時間が短いとどうしても「日中の眠気」が襲って来ませんか?

今回はそんな日中の眠気のメカニズムと対策をお伝えして、W杯を存分に楽しんでもらいたいと思います。

 

 

①日中の眠気の原因となる全身の「酸素不足」


 

眠気の対策としてまず、なぜ、睡眠時間が短いと日中眠気が起こるのかということを理解しておく必要があります。

このメカニズムを知っておくことで、急な眠気、眠たくなりそうという時に対処しやすくなるはずです。

 

早速ですが、結論から言います。

それは、ズバリ「酸素不足」です。

全身に酸素が十分に行き渡っていないと脳や体は活動が低下してしまいます。

酸素は人間が生きて行く上で欠かせないものですから当然のことといえます。

 

酸素が不足する→活動を必要最低限に抑えようとする→眠たくなる

という順序で眠気が起こってしまうのです。

 

②なぜ睡眠時間が少ないと酸素不足になるのか?

 

 

次に、なぜ睡眠時間が少ないと酸素不足に陥るのでしょうか?

それには「ある内臓」が関係しているのですが、ここで問題です。

その内臓とは次のうちどれでしょうか?

 

A.肝臓

B.心臓

C.肺

D.腎臓

 

・・・

 

答えはD.腎臓になります。

え?肺じゃないのと思われた方も多いかもしれません。

呼吸といえば肺が行なっているというのはイメージがあるかと思います。

もちろんそれは正解なのですが、肺は空気を出し入れする「タンク」のような役割をしています。

その前段階、空気中の酸素を体に取り入れるということは、腎臓と密接な関係があります。

東洋医学ではこのことを納気(のうき)という言い方をします。

 

 

呼吸で吸気(息を吸う)時に最も働く筋肉は体の中にある筋肉、「横隔膜」になります。

横隔膜が柔軟に伸び縮みすることによってたくさんの酸素を体に取り込むことができます。

息を吸う時に重要となる横隔膜ですが、これが腎臓とつながっています。

ですから、腎臓が正常で元気なら横隔膜も柔軟性があり、たくさんの空気を吸えるということになります。

反対に、腎臓の働きが悪くなってしまうと、横隔膜も硬くなってしまい、十分に酸素を取り込めないというようになってしまうのです。

 

③腎臓の大敵

 

A.睡眠時間

 

 

基本的に内臓は睡眠を取らないと働きが悪くなってしまいます。

その中でも特に睡眠時間が短いとダメージを受けてしまうのがこの「腎臓」になります。

そして睡眠の長さだけでなく、「時間帯」も重要になってきます。

内臓が休まる時間帯は基本的に深夜なので、昼間に同じ時間の睡眠をとったとしても夜間睡眠をとるよりは体が回復していません。

 

 

B.水分の取りすぎ

 

 

腎臓は尿を生成するところでもあります。

水分を取りすぎてしまうとそれだけ腎臓が働かなくてはいけません。

特に就寝前に水分を過剰にとってしまうと夜間回復しないといけない時に、働らくことになり腎臓に負担をかけてしまうことになります。

 

C.糖分・塩分の取りすぎ

 

 

尿を生成する時に、過度な糖分や塩分を摂取していると、これも腎臓の仕事量を大幅に増やしてしまうことにつながります。

糖尿病や高血圧といった症状は腎臓が働かされすぎて疲弊してしまい、うまく機能しなくなった時に現れる症状でもあります。

 

D.カフェインの取りすぎ

 

 

コーヒー、お茶、栄養ドリンクなどに含まれる「カフェイン」。

このカフェインは腎臓の機能を高めてくれます。

すると、交感神経が活発になり眠気が覚めたり、シャキッとしたり元気が出てきます。

カフェインを取るとトイレが近くなるのもこのためです。

しかし、このカフェインによって元気になる感覚は一時的なものです。

これも腎臓を過度に働かせていることになるので、後で反動が必ず出てきます。

よくマンガの主人公がフルパワーを使った後に倒れてしまうというイメージです笑

反動でさらに疲労してしまうのでまたカフェインが欲しくなる…これが「カフェイン中毒」と言われるものです。

 

 

E.過度な性行為

 

 

精液は血液を材料にして生成されます。

そして過度な性行為によって精液を消耗してしまうとそれを補うために大量の血液が必要となります。

すると今度は体内の血液が少なくなってしまいます。

腎臓は血液の量が十分でないとうまく働きません。

ですので、精液を消耗することも腎臓に負担をかけることになります。

 

 

昼間眠たくて集中できない…そんな時の対処方法

 

ここまで述べてきたように腎臓がうまく働かないと、酸素不足になり昼間の眠気につながってきてしまいます。

そこで、先ほどお伝えした腎臓に負担になることをできるだけ控えながら、W杯で寝不足になってしまうなど、今回のようにどうしてもという時の対処方法をいくつかご紹介していきたいと思います。

 

①深呼吸

 

酸素不足になっているから深呼吸をする。

これは非常に単純です。

普段私たちは、呼吸を無意識に行っています。

腎臓に負担がかかるとこの「無意識に行っている呼吸」が十分に行えなくなり浅くなってしまいます。

ですから逆に、意識的に深呼吸をすることで、ある程度強制的に体内に必要な酸素を確保できます。

少しでも酸素が確保できれば、眠気の解消にもつながることになるので、眠気が襲ってきた時には呼吸を意識的に深くすることが効果的になります。

 

②腎臓に良いものを食べる

 

 

腎臓にとって栄養となるものを食べることによって、その働きを高める方法です。

その腎臓にとって良い食べ物とは「豆類」「ネバネバしたもの」「黒いもの」です。

これらすべてを満たしているのが「黒豆納豆」。

これほど腎臓にとってぴったりな食べ物はありません。

昔から「納豆は体に良い」「滋養強壮にはネバネバしたもの」と言われてきたのは、腎臓にとって栄養が非常に高いためです。

 

腎臓に良い食べ物

・納豆

・山芋

・のり

・昆布

・なまこ

・黒ごま

・・・など

 

③腎臓に関する「ツボ」

 

体には腎臓の機能を高めるツボが数多くあります。

ここを刺激することで働きが弱ってしまった腎臓が活発になり、眠気を解消することにつながります。

腎臓に関するツボの中から、効果が高く重要なものをいくつかお伝えしていきます。

 

兪府(ゆふ)

 

場所・・・鎖骨の内側と胸骨の間のくぼみ。

押し方・・・人差し指、もしくは中指で刺激する。

 

志室(ししつ)

 

場所・・・おへそと同じ高さで、腰に手を当てた時に親指が当たるところ。

押し方・・・腰に手を当てて親指で刺激する。

 

陰谷(いんこく)

 

場所・・・膝の裏の内側。

押し方・・・座った姿勢で、膝を軽く曲げて足と同じ側の手の中指か反対の手の親指で刺激する。

 

太渓(たいけい)

場所・・・アキレス腱の内側で、内くるぶしと同じ高さ。

押し方・・・座った姿勢で、アキレス腱をつまむように親指で刺激する。

 

 

然谷(ねんこく)

場所・・・土踏まずの内側で一番くぼんでいるところ。

押し方・・・座った姿勢で、親指で刺激する。もしくはゴルフボールのような丸いものを体重を乗せて踏んで刺激する。

 

腎臓の機能が低下するということは、眠気の他にも腰痛の原因にもなります。

今回も睡眠時間が少なくなったために急な腰痛を発症した方が何名かいらっしゃいました。

他には、腎臓は「老化」と非常に密接な関係があります。

髪の毛、肌、歯、生殖器など、いつまでも若々しいと言われる人は腎臓が元気に働いている証拠です。

「アンチエイジング」を意識する上でも最も重要な臓器が腎臓なのです。

 

 

今回はW杯による寝不足の方のための対処方法をいくつかご紹介しました。

基本はしっかりとした睡眠を確保することですが、連日の熱戦を見るために腎臓を元気にして乗り切っていきましょう!

 

松山鍼灸整骨院では、ご紹介したツボの効果をさらに高めるために、整体や鍼治療、骨盤調整でお身体を元気にしていきます。

W杯の寝不足からなんだか本調子じゃないな…、腰がおかしい…など少しでも気になる方は全力で応援できるようにお手伝いしていきます。

お気軽にご相談ください。

 

 

松山鍼灸整骨院

〒790-0915
松山市松末1丁目5-10
TEL 089-933-8113